http://www.gallerycomplex.com/
東京都新宿区大京町12-9
tel/fax 03-3341-3253
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'Momentia' tempera and oil 170cm x 300cm (2013~2014)

2014年5月23日(金)から6月1日(日)まで、新宿区四谷三丁目にあるアートの複合施設The Artcomplex Center of Tokyo (ACT)の地下一階artcomplex hallにて、安喜万佐子個展「風景」 -LANDSCAPE SUICIDE- を、報美社の主催で開催致します。

安喜万佐子は、1970年大阪生まれ、京都在住の作家です。幼少期から今日に至るまで、英国エンジンバラ芸術大学アーティストインレジデンスや、米国アーモスト大学ゲストアーティスト等を含む多くの海外経験を経ながら、安喜独自の視点を通し「風景」を描いてきました。VOCA展への出展や海外での活動が美術関係者からも大きな評価を受けている安喜の作品は、顔料、鉱物を使用した近代以前の手法テンペラと油彩による丁寧な筆致をもちつつ、世界的視座と身体全体を使って制作されており、彼女のダイナミズム且つ真摯な人柄を垣間みることができます。また、日本画や映像作家とのコラボレーションなど、表現方法は多岐に渡り活躍しています。
本展では、1995年から現在に至るまでの、大作から小作品まで新作を含めて多数の作品を展示致します。さらに日本画家の木村 了子、映像作家の林 ケイタ、前田 真二郎とのコラボレーション作品を特別展示致します。安喜の作品に触れたとき、人間の持つ感性や感覚というモノの良さを感じ得るでしょう。いつも見慣れた「風景」が、そして使い慣れた「風景」という言葉が、違って迫ってくるかもしれません。「ヒト」と「風景」の関係性を描き、「国際化」・「文明」・「都市」とのあり方を問いかける、安喜万佐子の大規模な個展です。是非ご高覧ください。




<会期>
2014年5月23日(金)−6月1日(日) 11:00-20:00 (最終日は17:00まで) ※5月26日 月曜休館
[レセプションパーティー] 5月24日(土) 17:00より 入場無料

<会場>
The Artcomplex Center of Tokyo ( ACT )
東京都新宿区大京町12-9地下1階 artcomplexhall
TEL / FAX : 03-3341-3253
Mail : info@gallerycompelx.com

<主催> 報美社 http://gallery-st.net

>>プレスリリース ダウンロード





 「風景」ばかりを描いてきた。自らの身体が踏み入れたことのある、この地上に実在する様々な場所を―。

 とは言え、自らを〈風景画家〉と考えたことはなく、ひいて言えば〈画家〉だとか〈美術家〉だとかであることも、それが目的になることはなかった。

 「絵」と呼ぼうが「美術」と呼ぼうが、それらは、「確かに『みる』」ことを欲するが故の、「思い込みの『みる』」を解体する装置に過ぎない。人類の「発展」がターニングポイントに入ったかに思われ、進歩的な歴史観が明らかに揺らぎ始めた90年代半ばから今日。近代以前の手法テンペラを使い、身体スケールを越えた画面で描きつづけることは、「風景」と「ヒト」の関係を考え続けることに他ならなかった。

 「風景」は、例えば英語では“Landscape”と訳される。しかし、本来「風景」という言葉に含まれていた、東アジアの「山水」を含む「景」が指し示した東洋の世界観や、人間主義に陥る前の世界とヒトの関係は、“Landscape”となった「風景」の概念からはこぼれおち、こぼれおちたままのフレームで切り取られ続けているうちに、掻き消されてしまった。
 その、こぼれおちた、徹底的にカオティックな、それでも名付けるならば「風景」としか呼びようのないものに、身体が逆照射される瞬間。その感覚を時々でも取り戻すこと。 それは、「人間」が、「風景」を切り取り、捕まえ、遠近法でもって眺め、コントロールする対象としてきた歴史そのものを疑い、融解させることに繋がるであろう。そして、その融解の先に、もしかすると、わたしたちを未来繋げる数少ない知恵と方法が隠れているのではないだろうかと―。 安喜万佐子








http://www1.kcn.ne.jp/~yasuki/


■略歴 1970年 大阪生まれ。1994年 京都精華大学大学院美術研究科修了
90年代初頭より、galerie16(京都) BASE GALLERY(東京)、ギャラリ―手(東京)等で、個展を中心に発表を続けている
近年は異分野アーティストとのコラボレーションワークも展開する

2001 英国エジンバラ芸術大学 アーティスト・イン・レジデンス
2005 米国アマースト大学 ゲスト・アーティスト

1999 / 2002「VOCA展 -新しい平面の作家たち」上野の森美術館(東京)
2001 「Obliteration」Sculpture Court Gallery, eca(イギリス)
2002 「Edinburgh Project」大阪現代美術センター(大阪)
2004 「Confronting Tradition」Smith College Museum of Art(アメリカ)
2005 「City-net Asia」ソウル市美術館(韓国)
2008 「Out of Sight, Still in Mind」Gallery Hangil(韓国)
2010 「GOLD EXPERIENCE」Hyun Gallery(韓国)
2013 「Collecting Art of Asia」Smith College Museum of Art(アメリカ)
     「Inverse Perspective Project」モスクワビエンナーレ 特別プログラム(ロシア)
その他、京都市美術館、愛知県立芸術大学サテライトギャラリー、京都文化博物館、京都芸術センター等、グループ展、個展、多数





安喜万佐子+木村了子
伝統的な日本画の技法にて「人」を主体として扱う木村了子と、テンペラと油彩の混合技法など西洋の伝統技法で「風景」を主体として扱う安喜万佐子。入れ子のような真逆さを持つ二人の仕事は、その真逆さ故に何かがどこかで繋がっているような、不思議な感覚を互いに与えてきた。 個々の作品が完結されたひとつの現実の産物であるならば、そのふたつの現実が表と裏でメビウスの輪のようにひとつに繋がってゆく。そんなイメージで互いの「真逆さ」に内在するもう一つの現実を、世界を、自由に行き来し探る―。
「海」をキーワードに陸と海の境界線に宿る民話や前近代の日本絵画に耳を傾け、「浦島」の伝説や狩野山雪 の「雪汀水禽図」などを引用しながら、コラボレーションワークとして世界の逆転・交錯を試みてきた。その一部を、この度、ACTの安喜万佐子展の中で展示する。
入れ子になったふたつの世界に潜むカオティックな風景 と、その中のひとの営みの物語をユーモラスかつ美しく、ひとつに浮かび上がる。


木村了子|KIMURA RYOKO
http://ryokokimura.com/

1997年東京芸術大学大学院修士課程壁画専攻修了。
伝統的な日本画の技法で、東洋の「美男子」を描く。
過去と現在、和と洋が絶妙に交差する独特の画風を形成。
ミヅマ・アクション、キド・プレス他、北京、台北、ソウル、パリなどで多くの個展、グループ展。




安喜万佐子+林ケイタ
(IPP: Inverse Perspective Project)  http://inverse-perspective-project.blogspot.jp/

映像作家の林ケイタと画家の安喜万佐子は、2010年にIPP (Inverse Perspective Project/「風景の逆照射」) を開始する。 林+安喜を代表とするこのプロジェクトは、様々な分野のアーティスト、建築や科学、文学や思想史の専門家等をその時々に加え、メンバーを可変させながら、東日本大震災を経て、風景(自然、環境)の中のヒトの営みについて問いを投げかける継続的な展覧会プロジェクトとして活動を続けている。林+安喜は、各IPP展のメンバーの選定から展示までを総合プロデュースするとともに、絵画と映像の光によるセッション的な展示を行って来た。 京都・ギャラリーフロール、モスクワ・ロシア現代史博物館で行った映像と金箔絵画の光が干渉し合うインスタレーションを、ACT安喜万佐子展の一部として再び試みる。


林ケイタ|HAYASHI KEITA  http://www.youtube.com/watch?v=cQNdG5cuYjU
1995 年、京都精華大学大学院デザイン専攻修了。映像メディアを軸としながら関西を中心に個展、グループ展で発表する。2004 年、びわこビエンナーレにて映画館跡を会場に「トキハ館 -Light seeing」プロジェクト。2007年以降、日中韓を「新視角 -Panoramic Eyes」というアジア横断型映像プロジェクトで繋ぎ、上海、ソウルなどで企画・展示多数。
2013 年「ROOTS,GROWTH 展 -風景の逆照射 (モスクワ)」招待参加。




安喜万佐子+前田真二郎 (M. electro)

映像メディアを「未知を発見する道具」と考える前田真二郎と、絵画を「みるためのツール」と捉える安喜万佐子による、映像と絵画を軸に、わたしたちが視ているつもりの「風景」を解体していくコラボレーション・プロジェクト。本展では、安喜の「風景」絵画の中に潜む「景」を前田がマクロレンズによって浮かび上げることから展開した -fragments of momentia- と、私たちの「みること」に入り込んで離れない20世紀的遠近法を軽やかに無効にする映像作品 -vanishing points on roads- を展示する。


前田真二郎|MAEDA SHINJIRO
http://maedashinjiro.jp

1994年京都精華大学大学院美術研究科修了。
映画、ビデオアート、ドキュメンタリーなどの分野を横断して、国内外の映画祭、展覧会で発表。(イメージフォーラムフェスティバル、 恵比寿映像祭、 山形国際ドキュメンタリー映画祭など。)舞台や美術など他領域アーティストとのコラボレーション、展覧会の企画も積極的にすすめている。
2005年よりDVDレーベル SOL CHORD を監修。
第16回文化庁メディア芸術祭・アート部門にて優秀賞を受賞。
情報科学芸術大学院大学(IAMAS) 教授。



■主催
報美社
TEL:03-5905-1873
FAX:03-3921-1332
Mail:take@gallery-st.net
WEB site:http://gallery-st.net
代表:竹山


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