丸山浩司 作品展
9/30(tue)-10/5(sun) 11:00-20:00 最終日は16:00まで
展覧会のコンセプト
木版画が可能にする静謐で温かなマチエールと画面空間を最大限に生かしながら、現代を生き抜く人間の魂を、花びらの妖艶さと魔性に託し象徴的に表したいと考えています。 木を彫るという行為はまさに木材との対話に他ならず、常に生命の流転、リズムのようなものを体感しながら、一つひとつ、丹念に深いこころの佇まいなるものを作ることが出来たらとも思います。 木を彫って、西洋の伝統から生まれた「油絵の具」で刷る。単純ながらもそこには和と洋の出会い、モノクロームの豊かな色彩、花の持つ美の放出など、作者としておろそかに出来ない要素がふんだんに盛り込まれています。 木版画で作品を作ることそのものが現在のわたしの最大のコンセプトかもしれません。