brilliant wings 展

 
2008/9/2(tue)-9/7(sun)

 

参加アーティスト(画像左から)

■桂 典子
両生類のごとき彼ら群小に感情があるとするならば、その総体に何を感じうるか。
表現の奥には思想とアイロニーすら覗かせる。積み上げる。まだ積み残している
かもしれない。
洞察の一片一片が描写へと形作られる。

■田中麻貴
ふと幻想を思わせる。しかし、想像の世界でそれは幻想ではない。
唯物論に疑問を抱き、観念論に傾斜したとき、そこでの現実は現実における
幻想のごとき姿を示現した。これはある種のジャパン・イマシズムである。

■荒木 愛
一日に変化するうちのもっとも柔らかな光を捉え、色彩としているかのようだ。
ぬくもり、まごころ、やさしさ。
現代のアート界隈では置き去りにされがちな、善なる気持ちの断章が、
すべてにきっと閉じ込められている。

■山内若菜
慎重に重ね塗り、隙のない世界を構築する。
これかいま必ずしも絵画の正解ではないことを、私たちはすでに知っている。
スクイーズから一気にエクスパンションした心は、線と色彩のやり直しのきかな
い関係を提出する。

Copyright 2008 The Artcomplex Center of Tokyo.
All rights reserved.
Never reproduce or republicate without written permission.
HOME