リッチブラック展

7/21(tue)-7/26(sun)
11:00-20:00
最終日17:00まで
The Artcomplex Center of Tokyo 2F ACT4

リッチブラック

『リッチブラック』とは、デザイン用語でプロセスインキが半透明だということを利用して、K100%に、Y、M、Cなど他の色を30〜50%程度混ぜて使うことをいいます。
この『リッチブラック』には、あらゆる物に透けない黒さや、濃く、美しい黒という目に見える美しさと、
展示参加4名を4色と例え、メンバーの境遇や、今、この瞬間の各々の人生を重ね合わせられる事に対しての可能性への魅力を表現しています。
主な展示内容は、作品の展示・販売、また、ビジュアルパフォーマンスを含めた、音楽機器などでの演出を予定しております。

また、展覧会の参加者は4名のアートチームで構成され、デザイナー、グラフィッカー、イラストレーターなど、現代社会のカルチャーを総称するような20代前半の若者です。
彼らのライフコンセプトのカリスマ性や、作品から映し出される不可解であり、心地よい、ピクセルをドラッグとして摂取しているような感覚をご提供させていただきたく思います。
現代のサブカルチャーよりもライトで、現代アートとは一味違うインパクトと、ファッション性ある展覧会に、是非お越しいただけますよう、よろしくお願い致します。

m7kenji
1986.5.8
http://m07.xxxxxxxx.jp/

#9[シャープナイン、ハッシュナイン.etc...]
1986.8.20
http://season9.xxxxxxxx.jp/

102 [toufu]
1985.7.21
http://toufu102.com/

velonyca velonico
1986.5.19
http://high.is-mine.net/

m7kenjiは、1986年に神奈川県川崎市にて生まれた。2004年から、 当時ではめずらしいアーティストによる多目的実験型創作サイト「M7-major seven-」を運営。ベジェ曲線というデジタルな曲線と、 角々しい2次元の作品を制作し続けている。そしてついに2008年にはのべ100万hitを迎えた。この「M7-major seven-」 をニッチとする人が多く、作品もそうだが、m7kenji自身の魅力に取り憑かれているものが多い。(2008年元旦、m7kenji自身によるブログが1日3000hitを記録した時に、そう感じた。)
現在では、クラブイベントのフライヤーデザインや、展覧会への出展をするなど活動的に露出を図っている。制作ではflashというインタラクティブ性の強いソフトウェアを用いて、常に自身の内に秘めた思考、欲望というような閉鎖性のあるテーマを、ゲームや音楽といった作品へとストイックに落とし込んでいる。また、現代の素晴らしいデジタルグラフィックの流行りに逆らい、ロービットなものを魅力的に展開している。某8bitミュージックユニットのメインイメージのようなものとはまた一味違い、m7kenjiの日々思うこと、考えていることが、彼の独特かつ絶妙な感覚で表現されている。
ストレートな道を、わざとくるくるとスクリプトに制御されたように進む彼は、この先どういった風にこのオペレーティングシステム上で動き回るのだろうか。


自らをVisual Performerと称する#9は、2005年にグラフィックデザインという世界に出会い、 #9のチカラを発揮。専門学校時は、グラフィックデザインを専攻し、映像、WEB、Flashと様々なソフトウェアの吸収に努め、展覧会などを 精力的に行う。学校主催のCMコンペティションでは、技術、創造性を駆使し他学科を差し置いて校内トップとなる。また、同時期に作品を 公開する場としてモバイルサイト(現mobile site「season.」)を立ち上げる。ここで同展示メンバー、velonyca velonicoと知り合い、今に至る。 現在は都内を中心に活動するバンド「The Brixton Academy」のデザイナー・VJとしても活動し、同バンド初の全国流通盤であるCDのジャケットやWEBサイト・フライヤー・ロゴ・グッズ等、多岐に渡りアートワークを手がける。他にもThe Brixton Academy、the telephones、THE BAWDIES、PILLS EMPIRE、QUATOROの5バンドから結成された「Kings」のアートワークも手がけるなど、アグレッシブに活躍中。 また、微睡に見た世界や人間の内なる衝動をテーマに、ステンシルアート・水彩などのアナログ表現とデジタル表現をミックスしたスタイルで創作活動を行っている。グラフィックを主軸に、クラブやライブハウスでのVJパフォーマンスや時間の流れと連動する携帯電話向けの作品、音楽や人と対話する"mijinko-β"などインタラクティブな創作も行う。 #9、彼が今後どんなパフォーマンスを魅せてくれるのか注目である。
2006年、自身の表現力や活動の場を広げるべくグラフィックサイト「WRADgE」を開設。「女子」の特権、「おしゃれをして化粧をしてキレイになって、恋をしてますます魅力的になる」そんなオンナノコのようなグラフィックが作りたい、という思いから、「オンナノコ」から溢れ出る独特な魅力をコラージュで表現する創作活動を始める。その作風をもとにCDジャケットデザイン(DJU−TA/enjoyTime)や テクノ系イベントフライヤー等の制作も。また、自サイトWRADgEにて手がけているプロジェクトの一つ、「Girls ISM」は、普段のテーマのもと、「オンナノコの魅力、そしてその魅力に隠れた野性的な一面」をグラフィックで表現し、これまでに4作品ほど手がけている。 学生時代はグラフィックデザインを専攻。様々な分野のデザインと文化に触れるよう努め、在学しながらWEB制作、企業ロゴデザインやチラシのデザインをしながら、専門的な知識と経験を得る。卒業後は専門学校の広報として、電車中吊り、街頭広告、パンフレットチラシ等の教育関係デザイン業務全般とアートディレクションを2年半ほど手掛け、上京。 現在は都内で紙媒体のグラフィックデザイン、ディスプレイデザイン(立体物)、販促広告等のデザインを行いながら、多岐に渡るデザインに触れるよう努め、今後の活動の為知識を吸収中。現在Webの知識取得に努めながら、フライヤーデザイン等のデザインも請け負い、日々精力的に活動中。

2005年にmobile site「C.H.S」を開設。それがきっかけで、さまざまなイベントなどで本展メンバーと交流をとるようになる。作品の中に存在する人物と、窓との関係をとても慎重にトリミングする構図は、 イラストレーションの中にエンターテイメントかつ、現代アートに近いレイアウトを魅力として、多くの人々の脳裏に焼き付けている。 その力強いラインはデジタルでしか表現できない真の美しさであり、表情の歪まない人物達は、感情を観覧者に委ねている。 velonycaの作る作品はどれも、マゼンダ、シアン、イエロー、ライムにモノクロのみを使用し、例え暗がりであってもどの瞳にも飛び込んでくるキャッチーでポップなイラストばかりである。 また、ファッション性や、音楽性を秘めた作品作りを心がけ、アートやデザインなど、本来イラストレーションの在るフィールドとは違うカルチャーともリンクを続けている。 (作品を制作するにあたって)何よりも本人が楽しむこと、楽しい場所に作品があって、それが魅力であることを目標とし、ギャラリーのココロまで作品と一緒にポップにしてしまいたいと考えている。今後はイラストレーションのみではなく、写真や映像、 インスタレーションのディレクションにまで制作の幅を広げて行く予定。 現在はカルチャーレーベルにも所属。活動的にクリエイションの幅を広めている。 その他にも、ライブペイントを参加イベントにて開催し、パフォーマーとしても活躍中である。 時代の波にのまれることなく、その波ごとビビッドにしてしまいたい。

■お問い合わせ
The Artcomplex Center of Tokyo
石川
ishikawa@gallerycomplex.com
03-3341-3253

Copyright 2008 The Artcomplex Center of Tokyo.
All rights reserved.
Never reproduce or republicate without written permission.
HOME