7/14(tue)-7/19(sun) 11:00-20:00 15日は最終日は18:00まで2F ACT5
A江角 健治 『トタン屋根の家』 個性的な色彩と構図である。家々や塔、動物や木々。 そして、それらを灯す光の穏やかさ。彼らは柔らかな光に包まれて佇む。 すべてに誠実さとやさしさが蓄えられている。ここではすべてが汚れなく善である。 B平林 千明 『かたまり』 かたちやことがら、ありようが、断章のように表現される。そこにはすでに在る静寂が横たわっている。 その静謐は絶え間なく湛えられながらも、内から穏やかに語りかけてくる。 C黒岩 綾子 『夜』 面によってフォルムを描くことをしていない。ただし、この日本画はトラディショナルに与していない。素材や表現を、 大切にしながらも現代的な感性が、丁寧に重ねられたし記載から感じられる。 D松村 和紀 『華』 現実にない景色を、現実のものとする。それが絵画のひとつの術とすれば、その好例がここにある。 ただしそれは、かつての形而上絵画やシュールレアリスムなどと異なる現実を求めている。