「翔子・その書の世界」展

09/6/9(tue)-6/21(sun) 
11:00-20:00
6/8(mon),6/15(mon)休館
2F ACT4、ACT5

 

毎日新聞、読売新聞、朝日新聞、東京新聞、NHK、TBS、日本テレビ、 NHKワールド等で話題を呼んでいる、ダウン症の書家 金澤翔子(小蘭)個展開催です。

「翔子・その書の世界」展
6月9日(火)〜21日(日)11:00-20:00
6月8日(月),6月15日(月)休館
レセプションパーティー:6月12日(金)17:00-19:00
6月21日(日)14:00〜 金澤翔子(小蘭)による席上揮毫(実演)

 「希望がないから育てられない」と思って、私は二十余年前、絶望の渕に生きていた。 しかし、今は、あれはおかしな思い込みだったと思う。将来への希望というものは、 誰に対しても幻想であり、未来のことは不明である。 それなのに、知的障害者だからもう希望はない、と思い込んでいた。 健常者でも障害者でも平等に一寸先は闇であり、また光明でもあり得るのに・・・・・・。 翔子に悪いことをしてしまった。ダウン症であることが悲しく、胸に抱きかかえては、涙を流していた。 (かまくら春秋社刊「天使の正体」より)
 このような時を経て、今、翔子は幸いに書の道を見つけ、明るく生きて居ります。 多くの方に、この元気溌剌の知的障害者・翔子の姿に少しでも夢や希望を見出して頂けたらと思い、活動を続けて居ります。金澤 泰子

主な活動

平成 2年( 5歳)    
母である金澤蘭凰(泰子)に師事、書道を始める。
平成 7年(10歳)    
10歳で「般若心経」を小画箋半折四幅に書す。
全日本学生書道連盟展・選抜中国大連書法展に「花」を出品。
平成11年(14歳)
日本学生書道文化連盟展に「龍」を出品。以降、毎回出品。
平成16年(19歳)
雅号を取得、小蘭と号す。
平成17年(20歳)
12月 銀座書廊に於いて個展「翔子 その書の世界」を開催。祝賀会を帝国ホテルに於いて催し、席上揮毫を行う。
朝日新聞「いのち」で書展記事が掲載される。
平成18年(21歳)
1月 NHK総合テレビ「おはよう日本」でテレビ放映される。
2月 日本テレビ「24時間テレビチャリティーリポート」でテレビ放映される。
3月 大田区雪谷文化センターに於いて個展を開催、席上揮毫を行う。
4月 足立区、善立寺に於いて個展を開催。
東京新聞にて「書がくれた生きる道」で書展記事が掲載される。
7月 ダウン症の書家・翔子「愛にはじまる」金澤泰子著がビジネス社より出版される。
8月 泰書會(柳田泰山主宰)主催、第十三回泰書展(上野の森美術館)に初出品。以降、毎回出品。
10月 鎌倉、建長寺に額装「慈悲」を奉納。
東京都北区、大恩寺に於いて個展を開催、席上揮毫を行う。
平成19年(22歳)
3月 江東区、江東メモリアルに於いて個展を開催、席上揮毫を行う。
11月 東京芸術劇場にて創作バレエ「まくべす」の開幕に、舞台上で長さ5メートルの大壁紙に席上揮毫を行う。
12月 台東区、日蓮宗本山・瑞輪寺に於いて、幅約7メートルの大壁紙に「念彼観音力」を席上揮毫。
平成20年(23歳)
10月 東京都北区、大恩寺に於いて個展開催、席上揮毫。
11月 ダウン症の書家・翔子の物語「天使の正体」金澤泰子著、かまくら春秋社より出版。
12月 銀座松坂屋カトレヤサロンに於いて個展開催。
平成21年(24歳) 3月 大田区雪谷文化センターに於いて個展開催、席上揮毫。金澤泰子の講演。

平成21年3月現在

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