ACTアート大賞展は、The Artcomplex Center of Tokyo(ACT)が2011年より主催しているアートアワードです。2014年より開設された写真部門でも絵画部門と同様に展示審査を行い、最優秀賞受賞者には、賞金として10万円とアートコンプレックスセンターでの企画個展を贈呈いたします。
「写真」が誕生してからおよそ170年が経った現在、写真とは身近なものであり、報道、広告、記録写真など多様性を含むメディアとなっています。特にアート界の歴史の中では独立した美意識を確立して参りましたが、技術の発展や思想の柔軟性に基づき、写真表現の幅は現代アートやコンテンポラリーアートなど多分野の表現域に広がり、新しいイメージを生み出し続け、更なる可能性を見出しています。
2014年より新たに開設された「ACTアート大賞展 写真部門」では写真をアート作品と捉え、展示審査を通して、「表現する」という意識を高く持つ作品に大賞を授与するアートアワードです。作品性・アート性を含んだ写真作品に関わらず、広告写真やファッションフォトなどの商業写真も募集対象とします。それは、商業目的の写真であったとしても、フォトグラファーの信念に基づきアーティスティックに創られた写真は、もはやその枠を飛び越え、高いアート性を含んだ作品として捉えることができるからです。
審査員には、写真家として現代アートの分野でも活躍している西村陽一郎氏と飯田 かずな氏、現代アートの分野で表現する若手作家をキュレーションする車 洋二氏と芦川 朋子氏を迎え、写真作品をアートの視点から審査致します。
アートコンプレックスセンターのギャラリーコンセプトである「コンプレックス」という理念に基づいて、多ジャンルのアート作品が出展されるのがこの「ACTアート大賞展」です。「写真」という枠に収まらない表現力溢れる作品を期待しています。是非奮ってご参加ください。

◆開催概要◆
【開催期間】
2016年4月5日(火)-4月10日(日) 11:00-20:00 最終日は18:00まで 入場無料
受賞者発表&受賞式 2016年4月10日(日)14:00-15:00 同会場内にて開催予定
※受賞式後、15:00-18:00までパーティーを開催します。

【開催会場】
The Artcomplex Center of Tokyo
東京都新宿区大京町12-9 地下1階 (artcomplexhall)
tel/fax 03-3341-3253

【賞・賞金について】
最優秀賞…賞金10万円+当館内での企画個展 1名
The Artcomplex Center of Tokyo 2F ACT3またはACT4にて1週間企画個展を開催します。
(個展開催時期は、追って受賞作家との打合せにて決定致します)

出展作家
やなぎすずみ。 / 白石雅義 / 井出祥子 / 白川行雅 / 清水麻実
諏瑛 ニレ / 佐藤真那人 / 中山 繁 / 月永進 / 根尾
nanaha / 灰色さんとジャンブリーズ / 岩井春樹 / 田尻健二 / 深草ユリ
はるきちゃん / 小野里良之 / 風見規文 / 師井英俊 / SHOHEI
木野正好 / 那須 潔 / 杉林里美 / ayacolor

<審査員 紹介>
西村 陽一郎 [写真家 美学校講師] 
飯田 かずな [写真家] 
車 洋二   [kurum'art contemporary主宰 アートディレクター]
式田 譲   [The Artcomplex Center of Tokyo 館長]

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西村陽一郎 

1967年東京生まれ。
美学校で写真を学び、撮影助手を経て1990年に独立。
モノクロのフォトグラムを中心に、植物や水、昆虫、ヌードなどをモチーフとした作品を発表している。 美学校、東京造形大学非常勤講師。

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飯田かずな(フォトグラファー)
http://iidakazuna.com/

1973年 東京生まれ。
東京工芸大学短期大学部 画像技術科卒。
学生時代より、出版社でアシスタントを開始。その後フリーのフォトグラファーとなる。 主に、photoshopでデジタル加工をした、ビビットかつキッチュな作風で、雑誌や広告など多方面で活躍中。 主な仕事に、書籍『ブスの瞳に恋してる』カバー、佐々木希フォトブック『Aoko Style Book』、 雑誌『B.L.T』では能年玲奈の「ぐりぐりぐるみ」が連載中。タレントやモデルから絶大な信頼を得ている。 また、近年では、アートディレクターとして映画のビジュアルディレクションも担当している。

●写真集
「幸福論と。」(劇団ひとりとの共著)主婦の友社(2012)
「MIRACLE STARS KAZUNA IIDA WORKS」 時鐘舎/北國新聞社(2006)
「Holiday」講談社(2003)
「富子と君作」 ACIプレス/レゾナンス出版(2000)
「ヌード・ア・ゴー!!ゴー!! 〜LOVEな毎日〜」 イースト・プレス(1997)

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車 洋二 (KURUM’ART contemporary ディレクター)

1951年 東京赤坂生まれ
1974年 武蔵野美術大学 実技専修科修了
有限会社上松絵具店(現 株式会社ウエマツ)に入社後、株式会社バニーコーポレーション(現 バニーコルアート株式会社)に転職し、リキテックス・ビエンナーレの企画実施を担当。2008年よりギャラリー・トリニティのギャラリストとして勤務。
定年退職後にKURUM’ART contemporaryを設立し、アートディレクターとして、コンテンポラリーアートの若手作家を世間に広く発信している。
アートシーンの活性化を担いながらも、日本ホビー協会実行委員として日本ホビーショーの運営に携わる。

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式田 譲(The Artcomplex Center of Tokyo 館長)

1946年 東京都杉並区生まれ
大手スーパーのアパレル部門に就職
1976年 インテリアとしてのアート作品と額縁を販売する日本初のアートショップ「ファインアートショップ J-ONE」を青山ベルコモンズに立ち上げる。
その後大手百貨店に約20店舗のショップを展開。
1998年 美術作家支援やギャラリー運営、アートフェアーや展覧会の企画などのコンサルタント業を業務とする、有限会社オフィスJ-ONEを設立。
ギャラリーとカフェの複合店「STUDIO-ZONE」「andZONE」を立ち上げる。
2007年7月にアートの複合施設・「The Artcomplex Center of Tokyo」をオープン。
アーティスト活動を積極的にサポートし「アート・コミュニティ」の創造と発展を提案し、アートの新たな「発信基地」となることを目標として、様々なアートシーンを企画する。

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