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岡田 洋平 Yohei Okada
金属銅で人体や動物を模した作品を制作しています。
赤緑色弱と言う先天性の目を持って生まれた僕の目は、およそ他の方々とは違う視界が広がります。
とは言え、それは日常生活に支障を来すほどのものではなく、強いて言えば人の顔色が変わったのが分からないくらいです。
「銅」という金属は、昔から日本では「赤金」と呼称され、空気中に晒されることにより次第に「緑青」を帯びてゆきます。
単なる言葉遊びですが、僕にとって捉える事の出来ない色「赤」と「緑」を単一原素材でどちらも備えているのはこの銅という金属だけで、少なからず運命めいたものを感じています。
僕は漠然とですが、「晩年の完成」へと憧れを持っていて、無垢の状態から時間と共に酸化し緑青を帯びるように、圧倒的に横たわる時間とその中で年老いていく生物の様を立体作品として表現ができればと思っています。
1983年 埼玉県生まれ
現代美術家、村上隆氏のアトリエkaikai kiki のアシスタントを経て、
現在は舞台演劇等の裏方の一種「床山」を務める傍ら、自身の作品を制作。
「銅」という金属に自身の作品制作の主題となる「時間」を見出し、主に人体や動物等を模した作品を制作している。
多目的表現集団「apARTment」主催。
展示歴、活動歴
2006 「国際野外の表現展2006」 東松山市千年谷公園
2010 「アート・メルボルン2010」「アート・シドニー2010」 AUSシドニー メルボルン
「森林公園アートフェスタ2010」 国営比企丘陵森林公園
2011 「骨展〜BONE EXHIBITION」 The Artcomplex Center of Tokyo
"September 11" 10th Anniversary Exhibition Me & Art - Contemporary Asian Art Gallery(AUS)
「森林公園アートフェスタ 2011」
ワークショップ「薔薇を作るのは銅ですか」 国営比企丘陵森林公園
2012 「ANIMAL PLANET」 The Artcomplex Center of Tokyo
「FOCUS」展 Gallery Introart 名古屋 栄町
今後の活動予定
「FIVE 2012」(9月) Gallery Art Point 東京銀座
「名古屋港アートフェスティバル」(9月) 名古屋港ポートビル
上記以外に個展活動やギャラリー企画展への参加、自身の主宰するグループ展「apARTment」開催の他、実験的インスタレーション「プロジェクト・プレパラート」や、演劇の企画演出美術等、他ジャンルの表現者との実験的な表現活動も行う。
web
http://www3.plala.or.jp/y-okada/
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